植毛に関するQ&A 植毛のことどこまで知っていますか?

植毛種類

人工毛植毛

人工植毛とは、医療用に開発された合成繊維でできた人工毛を頭皮に植毛する治療法で、専用の植毛針を使用し、帽状腱膜の真上に植毛するという方法で行われます。


この方法によって、安全に、頭皮に一定の深さで人工毛を植え込むことができるというメリットがあります。人工植毛の髪の毛は豊富な髪色が揃っており、より自然に見せるため、表面にキューティクル加工まで施されています。


自毛移植手術とは違い、自分の毛を使わないので本数に制限がなく、自毛がなくても施術可能という利点はあります。ですが、体に異物を入れる手術のため、免疫拒絶反応により頭皮が炎症を起こすことがあります。また、当然ながら人工毛なので成長せず、生えかわることもないので、抜け落ちてしまえば再手術が必要になります。2~3年のうちに劣化して、抜け落ちるか根元で切れて毛根部分は頭皮に埋め込まれたままという状態になります。アイスピックで刺されたような無数の傷痕が残ってしまいます。頭皮全体が固くなり、化膿してしまうこともあります。傷跡から細菌が入り、感染症を引き起こす可能性もあるので、常に清潔に保たなければなりません。


アメリカでは副作用が多く報告されたため、現在は州によっては人工毛植毛を法律で禁止されています。また台湾でも人工毛植毛は禁止されているということです。日本では、日本皮膚科学会から発表された男性型脱毛症診療ガイドライン(2010 年版)でも推奨度D(行わないよう勧められる:無効あるいは有害であることを示す良質のエビデンスがある)に指定されました。


やはり現段階での人工毛植毛については、その危険性について熟知した上で行うようにしましょう。